WindowsのOSの月例アップデートは配信後、すぐ実施した方がよい?

毎月Microsoftでは、アメリカ時間の第2火曜日の翌日(日本時間では、第2水曜日若しくは第3水曜日)にアップテートプログラムを自動配信(スケジュール)しています。脆弱性対応に関するもの、機能向上に関するもの等が含まれます。(緊急性の脆弱性に関するものは定例日以外にも配信されています。)
一斉配信するため、回線の混雑によるアクセス遅延にも多少影響を与えていると思われますが(アクセス遅延についてはこちらの記事もご参考までに)。

アップデートの方法は?

配信された後、再起動したら自動でインストール、適用されます(特別、ダウンロードやインストールを遅らせる等の設定をしていなければ)。
逆に言うと、長時間電源を入れたままの状態や、数か月電源を落として眠らせている状態では、アップデートプログラムダウンロードもインストールもされません(←ここ注意)

すぐにアップデートした方がいい?

アップデートプログラムといいつつも、稀にそのプログラムの影響でバグ(不具合)が発生することもあります。
近年の例でいうと、outlookにて受信したメールの添付ファイルに不具合が発生(ファイルの更新日が将来の日付になっていたり、特定のZIP解凍ソフトで解凍できなかったり)することがありました。
Microsoft側でも直ぐに既知のバグとして認識されていたようですが、その修正プラグラムが配信にされるまで、はっきりと記憶してはいないのですが、2~3か月はかかっていたと思います。
他にも古い機種によってはWiFiが繋がりにくくなったり…

前例は極端な例ですが、そういう事例も発生しうるため、企業によっては世間の様子をみてアップデートプログラムのインストールを若干遅らせる等、手間をかけているところもあります(といっても1~2週間くらい?)。
もちろん、インストール後にバグ要因のプログラムを探し出して、アンインストールすることも可能ですが、それもまた大変な作業なのです。

参考 アップデートプログラム情報

アップデートプログラム内容は下記のようなものです。
2021 年 6 月 8 日 — KB5003635 (OS ビルド 18363.1621)
中盤に「この更新プログラムに関する既知の問題」とあります。

「KB」から始まるものがプログラム名です。不具合を起こすプログラムがあれば、ご自身で該当プログラムをアンインストールしましょう。

しばらくアップデートしなくてもいいのか?

バグが発生する可能性があるなら、今の機能で十分満足だし、しばらくアップデートは放置しようと思ってしまうかもしれません。

放置したままだと

しかし、数ヶ月ぶりにアップデートしようと思い立ち、再起動したり、久しぶりに電源を入れてみたりすると…
数か月分のプログラムをダウンロード、インストール、再起動を繰り返すわけですから、下手したらそれだけで数時間かかってしまうことも。途中に大型アップデートも含まれていたら、更に時間を要することでしょう。

time is money

結論

大雑把ではありますが、最低でも月に1度はアップデート(再起動もしくは眠らせているPCを起こしてあげる)した方がよいと思います。

大きな不具合を起こすようなことは稀だと思いますので、特にバグを心配する必要はないと思います。
それより、セキュリティ面を最新状態にしておく方が最優先だと思います。

不具合が発生した時は、そのバグプログラムを手動でアンインストールしたらよいでしょう。
該当プログラムを探し出すのは、慣れないと苦労すると思いますが。

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