WordPressの目次自動挿入プラグインで、目次がモバイルで開かなかったり(こちらの記事)、開くページと開かないページがあったり(こちらの記事)、悪戦苦闘していまいましたので、導入を検討した2つを比較してみました。
今回比較対象したもの
- Easy Table of Contents (以下、略ETOC)
- Rich Table of Contents(以下、略RTOC)
目次プラグイン比較表
| ETOC | RTOC |
インストール数 (2021.6時点) | 有効インストール数: 200,000+ 評価★4.6(114) | 有効インストール数: 20,000+ 評価★4.1(11) |
日本語対応 | 〇 | 〇 |
作成者 | 作者: Steven A. Zahm | 作者: Croover.inc 日本製 |
デザイン | 目次デザインに拘る方は、デフォルトのものはカスタマイズしたくなるかもしれません。 | シンプルですが、ほとんどCSSでカスタマイズせずとも見栄えのよいデザインのものが作れます。 |
各投稿ページでの設定 | 投稿編集ページの下部に、設定画面(どこを目次に含めるか、目次から外したい項目を選択等)表示されます。 投稿に応じて目次の編集が可能です。 | 設定エリアなし |
設定の難易度 | 容易 | 容易 |
目次のaタグの属性hrefの値 | 特殊文字「%」が含まれた長い英数字が生成される。 例)<a class=” ~ “ href=”#%e3%~”> jQueryでスムーススクロール設定を行う場合はエスケープ処理が必要になります。 こちらのサイトが大変参考になりました。 | 例) <a href=”#rtoc-1″> <a href=”#rtoc-2″> <a href=”#rtoc-3″>…. |
設定画面での目次プレビュー | なし | 設定画面横に表示されるためイメージしやすくデザインが容易です。 |
サイドバーウィジェット | 自動でウィジェット選択画面に「目次」が表示されるため、サイドバーに新たに目次専用のウィジェットエリアを追加し、サイドバーに表示可能です。 | ウィジェット選択画面には出てきませんでした。 但し、目次のショートコードが生成されるので、お好みの場所に設置可能と思われます。 |
目次へ戻るボタン | なし | ページ下部に表示({position: fixed})。場所は調整可能です。 そのため、サイドバーに目次を表示する必要もないかと思いました。 しかし、ページ幅を変更後を再読み込みしないと表示されない場合がありました。 ※後日追記 目次へ戻るボタンは、スマホのみ表示になっていました。 |
個人的な雑感
RTOCの方がスムーズに設定できたような気がします。
また、ほとんどCSSに手を加えなくても見栄えがいいように思いました。
2020年3月頃リリースされたようですので、その後が楽しみです。
ETOCは、更新が滞ってしまった別の目次プラグインに替わって人気があるみたいですね。
結果、どちらがよいのか?
私の場合、当初ETOCの方を導入していたのですが、投稿記事にコードを掲載すると目次が表示されないという事象が発生したため、RTOCに乗り換えました。
他のプラグインやWordPress・PHPのバージョンが原因かもしれませんので、全ての環境で同じ事象が発生するかは不明です。
どちらのプラグインも設定は容易ですので、用途に応じて、またはお好みで選択導入してみるのがいいと思います。